■ワンコインとは
ワンコインは、2014年9月にルージャ・イグナトア博士によってブルガリアで公開された暗号通貨で、
世界中の誰とでも一瞬で送金し合えることを目的として作られた通貨です。
ビットコインを越える世界の基軸暗号通貨になると豪語していました。ルージャ・イグナトア博士は、イギリスの名門オクスフォード大学の法律・経済の分野で修士号を取得しており、マッキンゼーの共同経営者にまで上り詰めた人物だそうです。
公式サイトによると、
「ワンコインは通常の仮想通貨のように世界中に送金が可能であり、非常に安全で、しかし匿名性はなく、価格の変動性が低いのでビジネス運用が容易な仮想通貨である仮想通貨」
なんだそうです。
■ワンコインはMLM(ネットワークビジネス)?
ワンコインには紹介制度があるらしく、他人を紹介することで一定量のワンコインがもらえるという仕組みになっているそうです。
やはりMLMのようですね。さらに自分が紹介した人間が他の人間を紹介することで紹介料が貰える仕組みもあるそうです。
完全にマルチですね、2ティア3ティアが生まれるわけですから。
こんな感じで、人に紹介すればするほどワンコインがもらえます。
取引所に上場すれば価格は下がらないようになっているそうなので、安定して売ることができますし、
持っていれば価値は上がるので大金持ちになれてしまいますね。
まさしく権利収入であり、不労所得です。
このような紹介制度はマルチ商法(いわゆるネズミ講)ですが、このままだと詐欺の手法になってしまうので、
物販を絡めることにより「ネットワークビジネス」という名称に変えて世間に認識されています。
■ワンコイン(One Coin)のCEOが捕まった?
2016年の4月にワンコインの創業者兼CEO、ルージャ・イグナトア氏が逮捕されました。そして9月にはロンドン市警によってワンコインの投資スキームに違法性があるとして操作を開始するという報道があったことから
ワンコインは詐欺コインなのか?という疑惑がより一層深まりました。
どのような理由で違法性が疑われ、逮捕に至ったのかというと、ポンジスキームという投資手法を取っていました。
ポンジスキームとは簡単に言うと自転車操業詐欺です。
まず利回り50%など魅力的な数字を提唱し出資者からお金を集めます。
初期参加メンバーには集めたお金の50%が実際に払い戻されます。
結果この儲け話は信頼できる!との信頼を元に新たな出資者を集めることでその配当を出していきます。
実際は集めたお金を横流ししているだけなので、
主催者の損失は会を重ねるごとに膨らんでいき、
将来的に確実に破綻するため、詐欺と言えます。
■ワンコイン(One Coin)は購入なのか否か?
ワンコインを購入するべきかという事ですが、購入するよりは信頼性のある取引所に登録されている仮想通貨を購入したほうが良いと思われます。
CEOの逮捕の噂や今後の価値の将来性の不透明さが非常に際立つ怪しい仮想通貨と言えます。公式ホームページのチャートを参照すると価格は順調に上がっているとのことですがその情報の信頼性すら怪しいです。
なぜならまだ公開前なので、高落の操作は自由自在なので。
このような怪しい仮想通貨に投資をするのであれば、
信頼性のある取引所に登録されている仮想通貨のほうが情報の信頼性や仮想通貨の価値の信頼性もあると思います。
従って当サイトでは決してお勧めできませんし、私本人もMLMは大嫌いなので、絶対に購入しません。
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