コロナ自粛の間にヒト幹細胞で変身
健康のための身体づくりと言うと、ウォーキングやランニングなどといった有酸素運動が思い浮かぶのではないでしょうか。
ただ新型コロナウイルスの感染拡大を受け、屋外での運動に関しては自粛が求められるようになりました。
自宅にいる時間が長くなり生活のサイクルも不規則になるなどする中で、健康をキープするためには工夫が求められます。そこで注目されるものが、ヒト幹細胞です。
そもそも幹細胞とは?
身体におよそ60兆個がある細胞の中で特殊な性質を持っています。いろいろな種類の細胞へと、分化することができるのです。
幹細胞にもいくつかの種類があり大別するとメディアなどで取り上げられる機会も多いiPS細胞やES細胞、そして成体幹細胞があります。
この成体幹細胞が、すでに再生医療の分野で活用されているのです。
病気に強い幹細胞!
病気による影響を受けるなどすると身体の機能は低下するわけですが、その理由は細胞の機能が損なわれることに他なりません。
ヒト幹細胞はそのようなときに、あらたな細胞を供給しダメージのある組織が再生するようはたらくのです。
ただ年齢とともにその数が減っていってしまうため、次第に組織の回復は不十分なものとなっていきます。これが老化の進行でもあり、病気のリスクも高まることになるのです。
言い換えれば、ヒト幹細胞の数が多いほど健康であるということになるでしょう。そして、ヒト幹細胞の数には同じ年齢であっても個人差があります。
ヒト幹細胞の数を増やす上では、好ましい生活習慣などがあるのです。
たとえば十分に質の良い睡眠をとること、適切に栄養を摂取することなどでおのずと幹細胞は増加していきます。
自粛生活をプラスに考えよう!
ですから新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ自粛生活はマイナス面に注目されがちですが、その間にヒト幹細胞で身体を「変身」させることも不可能ではありません。
幹細胞にとって良い体内環境へつながる生活習慣を心がけるほか、スキンケア用品にも幹細胞培養液を取り入れているものが多くありますから活用してみても良いでしょう。
幹細胞は、培養することによって増殖します。
疾患の治療だけでなく、アンチエイジングの目的で行われている再生医療においても培養されて数の増えた幹細胞が使用されているのです。
ただヒト幹細胞自体の扱いには厳しい枠組みがあり、幹細胞を培養し有効成分も豊富に含まれた培養液が広く活用されています。
「内側」からも「外側」からも、ヒト幹細胞の力で変わるチャンスです。