再生医療のクリニックで聞いた話が、思ったより地味で逆に信じられた件

ヒト幹細胞

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最近、友人に誘われて再生医療のクリニックに行ってきた。

ヒト幹細胞って聞くと、なんかSF映画みたいな響きがあるよね。私も正直「怪しいやつじゃないの?」って思ってた。でも実際に話を聞いてみると、想像してたのとはだいぶ違ってて。むしろ地味というか、すごく地道な医療なんだなって感じたんだよね。

クリニックの待合室は午後3時くらいの柔らかい光が差し込んでて、消毒液のにおいがほんのりする空間だった。そこで渡されたパンフレットには「幹細胞が組織の修復をサポートする」って書いてあって。要するに、体が本来持ってる「治す力」を後押しするっていう考え方らしい。魔法みたいに一瞬で何かが変わるわけじゃなくて、細胞レベルでじわじわと働きかけていくものなんだって。

私の母親が去年から膝の痛みで悩んでてさ。整形外科では「加齢ですね」って言われて終わり。でもヒト幹細胞を使った治療だと、炎症を抑えたり軟骨の状態を整えたりする可能性があるって聞いて、ちょっと希望が見えた気がした。もちろん個人差はあるし、すぐに何もかも元通りってわけじゃないけど。

そういえば、クリニックの先生が「リジェネクト」っていう培養施設の話をしてくれたんだけど、そこで厳しい品質管理のもとで細胞を扱ってるらしい。なんか、聞けば聞くほど「ちゃんとしてるんだな」って思えてくる。怪しい民間療法とは全然違うんだよね。

老化って、避けられないものだと思ってた。シワが増えるとか白髪が出るとか、そういう見た目の変化だけじゃなくて、関節が痛くなったり疲れやすくなったり。でもヒト幹細胞の考え方って、「老化を止める」んじゃなくて「体が本来持ってる力を引き出す」っていう感じなんだよね。だから防止っていうより、遅らせるとか、穏やかにするっていうニュアンスのほうが近いのかも。

実は私、3年前に美容系のクリニックで高い化粧品を買わされて後悔したことがあって。それ以来、医療系の話には警戒心があったんだけど…今回は違った。先生が「すぐに結果が出るとは限らないし、向き不向きもある」ってはっきり言ってくれたのが逆に信頼できたというか。

再生医療って、まだ発展途中の分野だと思う。でもだからこそ、これから先どうなっていくのか見てみたい気持ちもある。母の膝がどうなるか、私自身も将来的に何か選択肢として考えられるのか。

答えは出てないけど、知らないよりは知ってたほうがいいよね、きっと。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆