副作用はあるの?幹細胞コスメの安全性と副作用についてまとめてみた!
昨今、アンチエイジングの最終兵器として注目され始めた幹細胞培養液を配合した幹細胞コスメが増えています。
これにより、これまでは加齢とともに減少する成分を補充する基礎化粧品が中心でしたが、幹細胞コスメを使用することで細胞を活性化するエイジングケアが行えるようになりました。
しかし、実際に使ってみて安全性はどうなの?副作用はないの?などの危険性はないのでしょうか。
そこで、今回は、幹細胞コスメの副作用や安全性について解説します。
目次
幹細胞とは?
幹細胞とは自分自身が分裂増殖することができ、個別の細胞に分化することができる細胞のことです。
幹細胞は以下の4つに分類する事ができます。
・全能性…何にでも変われる細胞
・万能性…特定器官以外何にでも変われる細胞
・多能性…特定の細胞系列内で分化可能
・単能性…決まった細胞にだけ分化可能
一般的に「ヒト幹細胞」成分が使用されたコスメは、上記4つの性能を持った幹細胞から抽出された成分を使用しています。
では、一般的に使用されているヒト幹細胞培養液の安全性を見てみましょう。
ヒト幹細胞培養液の安全性とは?
勘違いされている方も多いですが、幹細胞コスメは、化粧水などに幹細胞自体が直接配合されているわけではありません。
つまり、配合されているのは幹細胞を培養するときに分泌される「幹細胞培養液」の事であって幹細胞そのものではありません。
再生医療の分野で研究が続けられるヒト幹細胞関連の研究の中でも、もっとも安全で倫理的な問題もない成分が「ヒト由来幹細胞培養液」なのです。
なぜなら、薬機法など法律の厳しい日本では、厚生労働省の「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の第2条に「生物由来原料、生物由来製品」という規定があり、厚生労働省の生物由来原料基準を守る法律が定められています。
つまり、厳しい法律で守られている日本で開発されたヒト幹細胞培養液は、安全性が高いのです。
幹細胞コスメの副作用は?
アメリカや韓国では以前から研究が進んでいて、すでにたくさんの幹細胞コスメが販売されてきています。
その後、韓国に続いて日本でも幹細胞美容液が発売され、10年近く広く使用されていますが、今のところ韓国・日本を含め、どの国でも副作用やトラブルは報告されていないようです。
また、厚生労働省の「医薬部外品・化粧品の安全対策に関する通知等」では、現在のところ、幹細胞を原材料にした化粧品に関する副作用・トラブル事例は見つかっていません。
なぜなら、幹細胞培養液は従来の美容成分や動物性成分などと比較すると、副作用のリスクは非常に低く、刺激性もほとんど無い特徴を持っている成分だからです
なお、一言で幹細胞と言っても「ヒト由来」なのか「植物由来」なのか「動物由来」なのかで副作用のリスクが変わってきます。
安全性の指標は以下のとおりです。
ヒト由来 > 植物由来 >動物由来
まとめ
いかがでしたか。
ここまで、幹細胞コスメの副作用や安全性について解説してきました。
特に、ヒト由来は再生医療などの各分野から注目されている幹細胞です。
また、ヒト幹細胞培養液は、厚生労働省が認可した化粧品は安全性が高いです。
動物由来だと副作用のリスクが上昇するようです。
また、植物由来成分は肌に合わないと感じるケースが少なからずありますので、植物由来の成分が使用されている場合はパッチテストを行った方がいいでしょう。