培養液の話を聞いて、母の顔を思い浮かべた

幹細胞って聞くと、なんか難しそうで遠い世界の話だと思ってた。
でも去年の秋、友人の美容クリニックで偶然その話を聞いてから、印象がガラッと変わったんだよね。彼女が「ヒト幹細胞培養液使った施術、最近すごく人気なの」って言うから、正直最初は「また新しい美容成分が出たのか」くらいにしか思ってなかった。ただ、その後に見せてもらった資料の写真が衝撃的で。50代の女性の肌が、たった数ヶ月でここまで変わるのかって。シワの深さとか、肌のハリとか、明らかに違ってて。
幹細胞培養液っていうのは、簡単に言えば幹細胞を培養したときに分泌される成分を集めたもの。幹細胞そのものじゃなくて、その「エキス」みたいなものなんだけど、これが肌の細胞に働きかけるらしい。
成長因子とか、サイトカインとか、専門用語が並ぶんだけど、要するに肌の生まれ変わりを助ける物質がたくさん入ってるってこと。
実は私の母が最近、鏡を見るたびにため息ついてて。「もう歳だから仕方ないけど」って言いながら、頬のたるみを気にしてる姿を見ると、娘としてはなんとかしてあげたくなるわけで。化粧品もいろいろ試してたみたいだけど、どれも「悪くはないけど、劇的には…」って感じだったらしい。
ちょっと話が逸れるけど、母って昔からコーヒーにこだわる人で、朝は必ずブルーマウンテンじゃないとダメなタイプ。そのくせスキンケアには無頓着で、若い頃は化粧水すらつけない日もあったって聞いて驚いた。今になって慌ててるのは、まあ自業自得な部分もあるんだけど。
で、話を戻すと。ヒト幹細胞培養液の何がすごいかって、単に表面を整えるんじゃなくて、肌そのものの力を引き出そうとするアプローチなんだよね。コラーゲンを外から塗るんじゃなくて、自分の肌にコラーゲンを作らせる。そういう根本的なところに働きかけるから、効果の出方が今までの美容成分とは違うらしい。
実際、母にも勧めてみたら、最初は「そんな高そうなもの」って渋ってたんだけど、試しに一度施術を受けてみたら、翌朝の肌の感じが全然違ったって。「なんか、内側からふっくらしてる感じ」って言ってて、その表情が嬉しそうで。それから数ヶ月経つけど、確かに以前より肌に透明感が出てきた気がする。
再生医療の技術が美容分野にも応用されてるって聞くと、なんだか未来っぽく感じるけど、もう普通に受けられる時代になってるんだよね。
もちろん、すべての人に同じ効果が出るわけじゃないし、肌質や年齢によっても違いはあると思う。でも、自分の細胞が持ってる力を引き出すっていう考え方は、なんか理にかなってる気がするんだよね。外から何かを足すんじゃなくて、内側から整えていく感じ。
まあ、結局のところ、何が自分に合うかは試してみないとわからないんだけど。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆