夜中にふと考えた、自分の細胞が自分を助けるという話

最近、鏡を見るたびに思うんだけど。
老化って、本当に止められないものなんだろうか。朝起きて洗面所の鏡に映る自分の顔を見ると、確実に去年とは違う何かがある。ほうれい線とか、目の下のたるみとか、そういう分かりやすいやつじゃなくて、もっと全体的な「疲れ」みたいなものが顔に張り付いてる感じ。で、そんなときにたまたま知ったのが、ヒト幹細胞を使った再生医療だった。
最初に聞いたときは正直、SF映画の話かと思った。自分の細胞を使って体を修復するって、なんかクローン人間とか、そういう怪しげな響きがあるじゃん。でも調べてみたら全然違ってて、むしろ「体が本来持ってる力を引き出す」っていう、すごく自然な発想なんだよね。幹細胞っていうのは、簡単に言えば「まだ何にでもなれる細胞」で、これが体の中で必要な場所に行って、そこで必要な細胞に変わってくれる。皮膚が傷ついたら皮膚細胞に、骨が折れたら骨の細胞に。そういう万能選手が、実は誰の体の中にもいるらしい。
ただ、年を取るとこの幹細胞の数が減っていくし、働きも鈍くなる。だから傷の治りが遅くなったり、肌のハリがなくなったりする。これが老化の正体のひとつなんだって。
去年の夏、友達と海に行ったときのことを思い出す。その友達、42歳なんだけど、なぜか肌がピカピカしててさ。最初は「いい化粧品使ってるんだろうな」くらいに思ってたんだけど、夜の居酒屋で聞いてみたら、実はヒト幹細胞の美容液を使ってるって言うんだよね。「ヒト幹細胞培養液」っていう、幹細胞が出す成分を集めたやつ。それを聞いて、ああ、これって美容だけじゃなくて、もっと根本的な話なんだなって気づいた。
再生医療っていうと、大きな病気やケガの治療ってイメージが強いかもしれない。実際、膝の軟骨が減った人に幹細胞を注入して動けるようになったとか、そういう事例は増えてる。でも、それだけじゃない。日常的な「衰え」にも使えるんじゃないかって、今すごく研究が進んでるらしい。疲れやすくなったとか、肌の回復が遅いとか、そういう「なんとなく老けた感じ」に対しても、幹細胞が助けになる可能性があるって聞いて、なんか希望が湧いてきた。
そういえば、この前テレビで見た「リヴェナスクリニック」っていう美容クリニックでも、ヒト幹細胞を使った施術をやってるって紹介されてた。芸能人が通ってるとかなんとか。まあ、芸能人が通ってるから良いってわけじゃないけど、少なくとも怪しい話じゃないんだなって安心した。
何より面白いのが、「自分の細胞を使う」っていう選択肢があることだと思う。他人の細胞じゃなくて、自分の体から取った幹細胞を培養して、それを自分に戻す。拒絶反応も少ないし、体にとっては「元々あったもの」だから、すごく理にかなってる。昔の人が「医食同源」とか言ってたけど、それの究極版みたいな感じがする。自分で自分を助ける、みたいな。
もちろん、まだ全部が解明されてるわけじゃないし、どこまで効果があるのかは個人差もあるんだろうけど。でも、少なくとも「老化は避けられない宿命」っていう諦めから、「もしかしたら遅らせられるかもしれない」っていう希望に変わるだけで、気持ちが全然違う。
別に永遠に若くいたいとか、そういう大それたことを考えてるわけじゃない。ただ、自分の体が本来持ってる力をもう少し長く保てたら、それだけで毎日がもっと楽しくなるんじゃないかなって思うんだよね。朝起きたときの体の軽さとか、夕方になっても疲れにくいこととか、そういう小さな積み重ねが、結局は人生の質を決めるわけで。
まあ、こんなこと考えながら、今日もまた夜更かししてるんだけど。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆