新型コロナウィルス治療薬開発へIPS細胞が活用!

ヒト幹細胞

全世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス。

現在全世界で死者数が3万人を超え、治療薬の開発は時間の問題になりました。

そんな、絶望の淵に立っている世界ですが、先日とある希望の光を示すニュースが発表されました。

それが、コロナ治療薬にIPS細胞が活用されるということです。

今回の記事ではこのニュースの詳細を伝えていきたいと思います。

コロナウィルス治療薬にIPS細胞が活用!

山中伸弥教授が「新型コロナウィルスの感染拡大が心配。IPS細胞も対策に貢献できると思う」ということを発現しました。

コロナウィルスの専門家にIPS細胞から作った人間の胚の細胞を提供し、感染実験を通じて性質の解明や治療薬の開発に生かしてほしいということを明かしました。

現在の研究でサルなどの動物の細胞や実験用の人間のがん細胞を使って「ウィルスが入り込む細胞は大切ではないか?」と指摘。

内部で増殖し外へ出ていく仕組みのほか、軽傷で済む人と重症化する人の違いを明らかにすることが可能になると推測しています。

IPS細胞とは?

IPS細胞とは多能性幹細胞で、再生医療を実現するために重要な役割を果たすと期待されています。

人間の皮膚などの幹細胞を少々の因子を導入し、培養することにより様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増力する能力を持つ多能性幹細胞に変化します。

つまり、新型コロナウィルスに感染した重症化患者の破壊された肺などをIPS細胞などの幹細胞を使用することによって失われていた機能を回復させることが可能になるそうです、

新型コロナウィルスのみならず、難治性疾患の患者さんの体細胞からIPS細胞を作り、神経、心筋、肝臓、腎臓などの幹部の最簿に分化させ、その幹部の状態の機能がどのように変化するか研究し、病気の原因を解明する研究も期待されているそうです。

IPS細胞の安全性

動物実験により安全性の検証を経て2013年に臨床研究が開始され厚生労働省に承認されました。

心不全、再生不良性貧血などの血液疾患に関しては、IPS細胞を使った再生医療の安全性が動物実験にて検証されました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

まさか、IPS細胞が新型コロナウィルスに聞くというのは知りませんでした!

万能細胞として有名なIPS細胞ですが、世界中で猛威を振るっているコロナウィルスを撃退できるような治療薬が開発されれば世界的に落ち着けるのではないでしょうか?

一刻も早く治療薬の開発に成功し、この緊急事態の終息に移っていければうれしいですね!