美容クリニックで聞いた「50万」という数字に、私が思ったこと

ヒト幹細胞って、正直よくわからないまま興味だけ持ってた。
友人が通ってる美容クリニックの待合室で、たまたまパンフレットを見たのが始まりだった。「再生医療」って文字が目に入って、なんとなくSF映画みたいでかっこいいなって思ったんだよね。で、受付のお姉さんに軽い気持ちで聞いてみたら、予想外にちゃんと説明してくれて。ヒト幹細胞を使った治療は、自分の細胞を培養して体に戻すことで、肌の再生力を高めたり、関節の痛みを和らげたりできるらしい。
費用の話になったとき、ちょっと息を飲んだ。
美容目的だと大体30万から100万くらいって言われて、私の頭の中では「え、新しいノートパソコン何台買えるの」って計算が始まってた。もちろん治療内容や使う細胞の量で変わるんだけど、決して安くはない。でもお姉さんは「一度の施術で数ヶ月から半年は効果が続く方が多いですよ」って、さらっと言うんだよね。化粧品を何本も買い替えることを考えたら…って、そういう比較をしていいものかわからないけど。
ちなみに私、去年セールで買ったブランドの美容液を3本も溜め込んで、結局使い切れずに捨てた経験がある。
その美容液、1本で2万円くらいしたのに。あのときの自分を叱りたい気持ちと、「だったら最初からちゃんとした治療受ければよかったのでは」っていう後悔が混ざって、なんとも言えない気持ちになった。でもヒト幹細胞の治療って、美容液とは次元が違うんだよね。体の内側から働きかけるっていうか、細胞レベルで何かが変わっていくイメージ。朝起きたときの肌の感触とか、鏡を見たときの印象が、じわじわと変化していくらしい。派手な変化じゃなくて、自然に若々しさが戻ってくる感じ。
保険が効かないのが痛いところではある。美容目的の場合は完全に自費診療だから、クリニックによって価格設定もバラバラ。ある程度の相場はあるけど、きちんと説明を聞いて、信頼できるところを選ばないと怖い。安いからって飛びつくと、後で「これ本当にヒト幹細胞使ってるの?」ってなりかねない。実際、培養技術とか管理体制とかで、クリニックの質は全然違うって聞いた。
夏の終わり頃、別の友人が「最近肌の調子いいんだよね」ってさらっと言ってて、後で聞いたらヒト幹細胞の施術を受けてたって知った。
彼女は40代前半なんだけど、確かに毛穴とかほうれい線が目立たなくなってて、でも「整形しました!」みたいな不自然さは全くなかった。費用は60万くらいかかったらしいけど、「もう高い化粧品買い漁るのやめた」って笑ってた。その笑顔が妙に説得力あって、私もちょっと本気で考え始めてる。
再生医療って聞くと、なんだか遠い世界の話みたいに感じるけど、実は意外と身近なところまで来てるんだよね。美容だけじゃなくて、膝の痛みとか薄毛の悩みにも使われてるし、これからもっといろんな分野に広がっていくんだろうな。費用のハードルは確かに高いけど、自分の体と長く付き合っていくことを考えたら、投資する価値はあるのかもしれない。
まあ、私はまだ貯金と相談中だけど。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆