美容クリニックで見た見積もりに固まった話

ヒト幹細胞

ALT

ヒト幹細胞って聞いて、正直なところ最初は「なんか怪しいやつ?」って思ってた。

友人が「最近、肌の調子がめちゃくちゃいいの」って言い出したのが去年の秋頃。会うたびにツヤツヤしてるから、何使ってるのか聞いたら「ヒト幹細胞の美容液」って答えが返ってきて。そこから興味を持ち始めたんだけど、調べれば調べるほど奥が深くて、気づいたら再生医療の世界に足を踏み入れてた。

幹細胞っていうのは、簡単に言えば「いろんな細胞に変身できる特別な細胞」らしい。人間の体って傷ついたり老化したりするじゃん? その修復を助けてくれるのがこの幹細胞で、それを培養した時に出てくる成分を使うのがヒト幹細胞コスメや治療なんだって。最初は「他人の細胞を顔に塗るの?」って若干引いたけど、実際には細胞そのものじゃなくて、細胞が分泌した成長因子とかを使うらしい。ちょっと安心した。

で、美容目的で受けられる施術を調べてみたんだけど、これが結構バリエーション豊富で驚く。注射で直接打ち込むやつ、点滴で全身に巡らせるやつ、美容液として塗るやつ。私が一番気になったのは、肌の再生を促す注射タイプ。シワとかたるみに効果があるって聞いて、30代後半の自分にはドンピシャすぎる…。

そういえば、前にテレビで「エターナルセル」っていうクリニックが紹介されてたのを思い出した。芸能人も通ってるとかなんとか。ああいうの見ると「自分もやってみたいな」って思うけど、同時に「でもお金かかるんだろうな」っていう現実も頭をよぎる。

費用について調べたら、案の定というか、想像以上だった。美容液レベルなら数万円で手が届くんだけど、クリニックでの施術となると桁が変わる。注射一回で10万円から、点滴だと20万円超えとか普通にある。しかも一回じゃ終わらなくて、何回か通う必要があるって書いてあって、計算したら軽く車が買えそうな金額になった。カウンセリングに行った時、受付のお姉さんが爽やかな笑顔で見積もりを出してきて、私はその場で固まったよね。「あ、はい…検討します」って言うのが精一杯だった。

ただ、高いなりの理由もあるんだなって思った。ヒト幹細胞の培養って、めちゃくちゃ厳しい基準で管理されてるらしくて、安全性の確保にコストがかかってる。それに研究開発費も莫大だし、医師の技術料も含まれてる。安かったら逆に怖いかもしれない。

実際に施術を受けた人のブログとか読み漁ったんだけど、効果の出方は人それぞれみたい。「三ヶ月後に肌が明らかに変わった」って人もいれば、「正直よくわからなかった」って正直な感想を書いてる人もいる。でもほとんどの人が「ダウンタイムがほぼない」って書いてて、それは魅力的だなと思った。レーザーとかだと数日間赤みが残ったりするけど、幹細胞治療は翌日から普通に生活できるらしい。

朝の通勤電車で、窓ガラスに映る自分の顔を見る時がある。疲れてるな、って思う日が増えた。ほうれい線も気になるし、目の下のクマも定着しつつある。そういう時、ヒト幹細胞のことを思い出す。もし本当に肌が内側から元気になるなら、試してみたい気持ちはある。

結局のところ、費用との兼ね合いなんだよね。月々の貯金を崩してまでやるべきか、それとも地道にスキンケアを続けるか。答えはまだ出てない。でも少なくとも、怪しいものじゃないってことは分かった。ちゃんとした医療技術で、ちゃんと効果を感じてる人もいる。

来月のボーナスが出たら、もう一回カウンセリング行ってみようかな…なんて。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆