肌が変わった日のこと、ヒト幹細胞って結局何なんだろう

ヒト幹細胞

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友達が突然「最近、肌きれいになった?」って聞いてきたのが去年の秋だった。

正直、自分では全然気づいてなくて。むしろ30代に入ってから毛穴とか小じわとか、気になることばかり増えてたし。でもその一言がきっかけで、鏡をじっくり見る時間が増えた。確かに何か違う。ファンデーションのノリが前より良い気がするし、夕方になっても顔が疲れて見えない。変化って、自分じゃ分からないものなんだよね。

ヒト幹細胞っていう言葉を初めて聞いたのは、美容皮膚科の待合室だった。雑誌をパラパラめくってたら、やたらとその単語が出てくる。幹細胞培養液、エクソソーム、再生医療…正直最初は「また新しい美容ワードか」くらいにしか思ってなかった。

でも調べてみると、これがけっこう面白くて。ヒト幹細胞って、簡単に言えば「色んな細胞になれる、万能な細胞」のこと。その幹細胞を培養したときに出てくる成分が、肌の細胞に働きかけるらしい。コラーゲンを作る力を助けたり、ターンオーバーを整えたり。つまり、肌が本来持ってる「自分で元気になる力」を後押ししてくれるイメージ。

昔、高校生の頃に膝を派手に擦りむいたことがあって。その時は何もしなくても数週間できれいに治ったのに、今同じ怪我したら跡が残りそうで怖い…っていうか実際この前ちょっとした傷が消えるまで1ヶ月以上かかった。

再生医療の分野では、もっと本格的な話になる。火傷の治療とか、関節の損傷、脳梗塞後のリハビリまで。ヒト幹細胞を使った研究は、医療の現場でどんどん進んでる。美容で使われてるのは、その技術を応用した培養液やエキスの部分。直接幹細胞を注入するわけじゃないけど、その「成長因子」っていう成分が何百種類も含まれてて、それが肌に作用する仕組み。

実際に施術を受けてみたのは、今年の春先。クリニックで「ヒト幹細胞培養液導入」っていうメニューがあって、エレクトロポレーションっていう機械で肌の奥まで浸透させるやつ。痛みはほぼゼロ。終わった直後から肌がもちっとして、翌朝の顔が明らかに違った。ハリが出るっていうのはこういうことかって初めて実感した。

もちろん1回で劇的に、とはいかない。でも回数を重ねるごとに、肌の質感が変わってくるのが分かる。化粧水の入り方も違うし、乾燥しにくくなった。何より、鏡を見るのが嫌じゃなくなったのが一番大きい。

ドラッグストアでもヒト幹細胞配合の美容液が増えてきてて、「リジェネラボ」とかいうブランドのやつを試しに買ってみたこともある。クリニックのと比べたら濃度は控えめだろうけど、毎日使えるケアとして悪くない。朝のメイク前に使うと、ベースの仕上がりが全然違う。

再生医療って聞くと、なんだか未来の話みたいに感じるけど、もう美容の世界では当たり前になりつつある。自分の細胞が持ってる力を引き出すっていう考え方が、すごく理にかなってる気がする。無理に何かを足すんじゃなくて、もともとある機能をサポートする感じ。

結局、肌がきれいになったのはヒト幹細胞のおかげだけじゃないと思う。睡眠とか食事とか、色んな要素が重なってるはず。でも「きっかけ」になったのは間違いなくて。興味があるなら、一度試してみる価値はあると思う。

少なくとも、私の場合は後悔してない…っていうか、もっと早く知りたかったな、とは思ってる。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆