Last-Modified: 2020/05/05

貴重な血液？臍帯血幹細胞培養液の効果とは

ヒト幹細胞・植物幹細胞など美容品には様々な「幹細胞」がありますが、その中でも「臍帯血幹細胞」という種類があるのをご存知でしょうか？

あまり聞かない言葉ですので？マークが浮かぶ方が多いと思います。

ですがこの臍帯血幹細胞、とても優秀な幹細胞の1つなんです。

ということで今回は臍帯血幹細胞についてや、臍帯血幹細胞培養液とは何なのかを紹介していきます。

普段聞かない言葉なのでわかりづらいと思いますが臍帯血は「さいたいけつ」と読み、母親と赤ちゃんをつなぐ「へその緒や胎盤」の中に含まれている「血液」となります。
出産時にしか摘出することができない血液であり、まとまった数がとれないので大変貴重です。

そして臍帯血の中には幹細胞がたくさん含まれておりますので、一般的に臍帯血幹細胞と呼ばれるようになりました。

未分化細胞などが多いので医療や美容の面で期待ができる幹細胞となりますね。
また拒絶反応が低く環境になじみやすい特徴も持っています。

へその緒から取りだされた臍帯血幹細胞は培養して、臍帯血幹細胞培養液として使われることになります。培養という手順を踏むことにより成長因子などを取り出し活用、というのが大まかなステップですね。

ちなみに「培養」というのは、微生物あるいは多細胞生物の細胞や組織の一部を人工的な環境下で育てる、ことを指しますので頭の片隅に置いておいてください。
–wikipedia培養より引用–

また先ほど「胎盤の中に含まれる」と記述しましたが、同じく胎盤から摘出される「プラセンタ」とは別の成分となりますので間違えないようにしてください。

へその緒から摘出するなんて…と感じるかもしれませんが、すでにキリ終わったへその緒から採取されるので痛みなどはありません。
また悪用される可能性もありませんので提供する際の心配もないです。

もちろん母体や赤子の様子によっては中止する場合もあると思いますので、過度に心配しなくても大丈夫です。

臍帯血幹細胞を使用した美容品などもすでに販売されていますが、副作用について心配してる方もいらっしゃると思います。
ですが副作用については報告がありませんので現時点では限りなく安全といっていいでしょう。

少し値段は高くなってしまいますが興味のある方はぜひお試しください。