正直、ヒト幹細胞って高いよねって話から始めたい

美容クリニックの待合室で、ふと目に入った価格表を二度見した。
ヒト幹細胞を使った施術って、想像以上に値が張る。最初に調べたとき、私も「え、桁間違ってない?」って思ったもん。でも冷静に考えてみると、この費用にはそれなりの理由があるんだよね。培養技術から品質管理、医師の技術料まで含めたら、そりゃあこの金額になるわって納得できる部分もある。ただ正直なところ、庶民の私には簡単に手が出せる金額じゃなかった。
ところで去年の夏、友達が「幹細胞コスメ買っちゃった」って見せてくれた美容液があったんだけど。パッケージがやたらゴージャスで、ブランド名も「セルリバイタ」とかそんな感じの横文字で、いかにも効きそうな雰囲気を醸し出してた。値段聞いたら3万円って言われて、思わず「ランチ何回分…」って計算し始めちゃったけど。
費用の話ばかりしてると身も蓋もないんだけど、実際にヒト幹細胞を使った再生医療の現場を見学させてもらったことがある。クリニックの奥にある培養室は想像以上に厳重で、無菌状態を保つための設備投資だけでも相当なものらしい。技術者が白衣を着て、まるで宇宙ステーションみたいな空間で細胞を扱っている姿を見たとき、ああこれは確かに高額になるわって腑に落ちた。幹細胞って生きた細胞だから、保管や輸送にも神経を使うし、一つ一つの工程に専門知識が必要になる。
それでも魅力的なのは、自分の肌が本来持っている力を引き出すっていうアプローチなんだよね。表面だけ取り繕うんじゃなくて、根本から働きかけるという発想。実際に施術を受けた人の話を聞くと、肌のハリが戻ってきたとか、毛穴が目立たなくなったとか、そういう変化を実感している人は多い。即効性を求めるタイプの美容法とは違って、じわじわと時間をかけて変化していくのが特徴みたい。
費用面で躊躇する気持ちはすごくわかる。私だって最初は「そんなお金あったら旅行行けるじゃん」って思ったし、今でも気軽に「やってみよう!」とは言えない。分割払いを提案しているクリニックもあるけれど、それでも月々の支払いを考えると悩ましい。ただ、肌の悩みって本当に人それぞれで、深刻に悩んでいる人にとっては、この技術が一つの希望になっているのも事実なんだよね。
朝の洗面所で鏡を見るたび、ため息が出るような日が続いていた時期があった。どんな化粧品を試しても、何となく物足りなくて。そんなときにヒト幹細胞再生医療の存在を知って、選択肢が増えたこと自体が救いだった。すぐに飛びつけるほど安くはないけれど、将来的に検討できる可能性があるって思えるだけで、気持ちが前向きになれる。
結局のところ、費用と効果のバランスをどう考えるかは個人の価値観次第。私はまだ様子見の段階だけど、技術の進歩で将来的にもう少し手の届きやすい価格になってくれたらいいなとは思ってる。今日もまた、クリニックのパンフレットを眺めながら電卓を叩いている自分がいるわけだけど。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆