友人の顔を見て、ヒト幹細胞のことを本気で調べ始めた話

ヒト幹細胞

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久しぶりに会った大学時代の友人が、なんか違ってた。

肌のツヤというか、ハリがあって。最初は「何かいいことあったのかな」くらいに思ってたんだけど、よくよく聞いてみたらヒト幹細胞を使った美容治療を受けてるって言うわけ。正直、そのときの私は「幹細胞って、あのiPS細胞とかのやつ?」っていう認識しかなくて。でも友人の肌を見てると、これは単なる化粧品レベルの話じゃないなって直感した。

ヒト幹細胞って、簡単に言えば「細胞を生み出す大元の細胞」らしい。私たちの体って常に新しい細胞が作られて古い細胞と入れ替わってるんだけど、その源になる細胞のこと。で、この幹細胞から分泌される成分を使った治療が、今めちゃくちゃ注目されてる。肌の再生を促すから、ただ表面を整えるんじゃなくて、内側から変わっていく感じ。友人が言うには「肌が自分で頑張り始める」らしいんだけど、この表現が妙にしっくりきた。

帰り道、スマホで検索しまくってたら乗り過ごしそうになったのは内緒。

再生医療の分野でヒト幹細胞が使われるようになったのって、実はそんなに昔の話じゃない。最初は火傷の治療とか、もっと医療色の強い領域で研究されてたんだけど、美容分野への応用が進んだのはここ10年くらいの話。従来のアンチエイジングって、足りないものを外から補うとか、刺激を与えて一時的に反応させるとかが主流だったと思う。でもヒト幹細胞を使ったアプローチは根本的に違ってて、細胞そのものの働きを活性化させる方向なんだよね。

ちなみに私、去年の夏にめちゃくちゃ高い美容液を買って後悔した経験がある。雑誌で「奇跡の一滴」とか書いてあって、つい…。あれは本当に無駄だった。

実際の治療では、培養したヒト幹細胞から取り出した成分を肌に導入していく。注射だったり、専用の機器を使って浸透させたり、方法はいろいろあるみたい。何が起こるかっていうと、コラーゲンやエラスチンといった肌の土台を作る成分が、自分の細胞によって生成されるようになる。つまり「与えられる」んじゃなくて「自分で作る」状態に持っていくわけ。これって考えてみたらすごいことで、外から何かを塗るのとは次元が違う話なんだよね。

効果の実感も人によって違うらしくて。早い人だと1ヶ月くらいで肌の質感が変わってきたって感じるし、じっくり3ヶ月くらいかけて気づく人もいる。友人は2ヶ月目あたりで朝起きたときの肌の感触が変わったって言ってた。「もっちり」じゃなくて「ぷりっ」って感じらしい。この微妙なニュアンスの違い、わかる人にはわかると思う。

最近、クリニックの待合室で偶然その友人とまた会った。私も結局、カウンセリングだけでも受けてみようと思って予約してたから。お互い顔を見合わせて笑っちゃったけど、彼女の肌は初めて会ったときよりさらに良くなってて。

ヒト幹細胞の再生医療って、まだまだ発展途上の分野だと思う。これから先、もっといろんなことがわかってくるだろうし、技術も進化していくはず。ただ一つ言えるのは、これは単なる美容トレンドじゃなくて、医療と美容の境界線が曖昧になってきてるってこと。自分の細胞が持ってる力を引き出すっていう発想は、なんだか未来的で、でも同時にすごく自然な気もする。

カウンセリングの予約時間まであと15分。どうしよう、緊張してきた…。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆