友人の肌を見て、私が再生医療のクリニックに電話した理由

去年の秋、久しぶりに会った友人の顔を見て、思わず二度見した。
なんというか、肌の質感が違うんだよね。彼女は37歳で私より2つ上なんだけど、会うたびに「疲れてるね」って言い合ってた仲なのに。その日は午後3時過ぎの逆光が差すカフェで、普通なら毛穴とかシミとか目立つはずの光なのに、妙にツヤがあって。「何したの」って聞いたら、ヒト幹細胞の施術を受けたって言うわけ。
正直、最初は半信半疑だった。美容系の話って、だいたい盛ってるじゃん。雑誌の広告とか、ビフォーアフターの写真も照明が違うだけでしょって思ってたし。でも彼女の場合、別に化粧が変わったわけでもなく、むしろすっぴんに近いくらいのメイクで会ってきてた。それなのに肌の内側から何かが満ちてる感じがして、これは本物かもしれないって思い始めた。
ヒト幹細胞再生医療って、簡単に言えば細胞レベルで肌を活性化させる仕組みらしい。私も帰ってからネットで調べまくったんだけど、従来の美容施術って表面に何かを塗ったり注入したりするのに対して、これは細胞そのものに働きかけるんだって。再生因子とか成長因子とか、なんか理科の授業みたいな単語が並んでて最初は頭が痛くなったけど、要するに「肌が自分で若返ろうとする力を引き出す」ってことみたい。
そういえば、中学生の頃に膝を擦りむいたとき、母親が「若いから治りが早いわね」って言ってたのを思い出した。あの頃は何も考えずに聞き流してたけど、確かに傷の治りって年齢で全然違うよね。30代になってからちょっとした切り傷でも跡が残りやすくなったし。
友人が通ってるクリニックの話を聞いたら、施術自体は思ったより時間がかからないらしい。彼女の場合、最初のカウンセリングが丁寧で、肌の状態をマイクロスコープで見せてもらったって言ってた。画面に映し出された自分の毛穴を見て愕然としたらしいけど、それが逆にモチベーションになったとか。施術後は少しほてる感じがあるものの、ダウンタイムはほとんどなくて、翌日から普通に仕事に行けたって。
効果が出始めたのは2週間後くらいからで、朝起きたときの肌の感触が変わってきたんだって。ハリというか、もちっとした弾力が戻ってきて、ファンデーションのノリが明らかに違うって実感したらしい。3ヶ月経った頃には、会社の後輩に「何かしました?」って聞かれるようになって、それが一番嬉しかったって笑ってた。
私が特に興味を持ったのは、単に見た目が変わるだけじゃないってところ。肌のバリア機能が整ってくるから、季節の変わり目の肌荒れが減ったとか、夕方になっても乾燥しにくくなったとか。そういう日常的な悩みが改善されるのって、実は一番ありがたいんじゃないかな。
医療としての側面もちゃんとしてるのがいいよね。美容クリニックって聞くと、どこか気後れする部分もあったんだけど、ヒト幹細胞の施術は医師の診察があって、一人ひとりの肌質に合わせたプランを組んでくれる。友人が言うには、担当の先生が「無理に勧めない」スタンスで、それが逆に信頼できたって。
結局、私もその2ヶ月後に同じクリニックで初回のカウンセリングを受けた。窓の外に銀杏並木が見える待合室で、緊張しながら問診票を書いてたのを覚えてる。
始めてみて思うのは、これって未来への投資なんだなってこと。明日すぐに10歳若返るわけじゃないけど、半年後、1年後の自分の肌がどうなってるか、それを楽しみにできる感覚…悪くない。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆