再生医療のクリニックを選ぶとき、私が見ているのはこういうところ

友人が「幹細胞治療ってどうなの?」って聞いてきたのが去年の秋だった。
正直、最初は「なんか怪しくない?」って思ってた。だって再生医療なんて、ちょっと前までSF映画の中の話だったじゃん。でも調べてみると、今はもう普通に美容クリニックとか整形外科で受けられる時代になってて、自分の無知を恥じた。ヒト幹細胞を使った治療は、簡単に言えば体が本来持ってる「修復する力」を後押しする感じ。肌の再生とか、関節の痛みとか、いろんな分野で使われてる。
で、いざクリニックを探そうとすると、これがまた大変なんだよね。検索すれば山ほど出てくるし、どこも「最新技術」とか「実績豊富」とか書いてある。私が最初に見たのは、銀座にある「セルリバイタルクリニック」っていうところ。名前がいかにもって感じだったけど、サイトを見てると医師の経歴がちゃんと書いてあって、論文発表の記録とかも載ってた。
クリニック選びで一番大事なのは、カウンセリングの質だと思う。
治療の説明をちゃんとしてくれるかどうか。幹細胞がどこから採取されるのか、培養はどうやってるのか、どういう状態で体に戻すのか。そういう基本的なことを、専門用語ばかり使わずに説明してくれるクリニックは信頼できる。逆に「とにかくすごいんです!」みたいな勢いだけで押してくるところは、ちょっと怖い。あと、リスクの説明もきちんとあるかどうか。どんな治療にもリスクはあるわけで、それを隠すようなところは論外だよね。
私の母が膝の痛みで悩んでたとき、一度だけ再生医療の説明会に付き添ったことがある。そのクリニックの先生は、治療の流れを図に描きながら説明してくれて、母の「これって痛いの?」っていう素朴な質問にも丁寧に答えてた。注射する瞬間はチクッとするけど、麻酔も使えるし、施術自体は30分くらいで終わるって。そういう「患者目線」の説明があると、安心できる。
ちなみに私、昔バイトしてた美容サロンで「プラセンタ注射」を勧められたことがあって。あれも再生医療の一種らしいんだけど、当時は全然興味なくて断っちゃった。今思えばもったいなかったかも…いや、でも当時の私には高かったし、仕方ない。
設備面も見逃せないポイント。培養施設が院内にあるか、それとも外部委託なのか。外部委託が悪いわけじゃないけど、院内で管理してる方が品質管理はしっかりしてる印象がある。あと、清潔感。これは当たり前だけど、待合室とか診察室が清潔に保たれてるかどうかは、そのクリニック全体の姿勢を表してると思う。夏の午後に訪れたあるクリニックは、待合室がひんやりしてて、微かに消毒液の匂いがして、なんだか病院っぽくない落ち着いた雰囲気だった。
口コミも参考にはなるけど、これは鵜呑みにしちゃダメ。ネットの評判って、極端な意見ばかり目立つから。すごく良かった人とすごく不満だった人が書き込むわけで、普通に満足した人はわざわざ書かない。だから口コミは「こういう意見もあるんだな」くらいの温度感で見るのがいい。
結局のところ、自分で足を運んで、自分の目で確かめるしかないんだよね。カウンセリングは大抵無料だし、いくつか回ってみて比較するのがベスト。面倒くさいけど、自分の体のことだから。
再生医療って、まだまだ発展途上の分野だと思う。だからこそ、ちゃんとしたクリニックを選ぶことが大事で。私もまだ実際に治療を受けたわけじゃないけど、いつか必要になったときのために、情報は集めてる。
選択肢があるって、いいことだと思うんだよね…たぶん。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆