友人の母親が受けた治療の話を聞いて、正直驚いた

去年の秋、久しぶりに会った大学時代の友人が妙に明るくて、何があったのか聞いてみた。
彼女の母親が膝の痛みで長年悩んでいたらしいんだけど、ヒト幹細胞を使った治療を受けてから、すごく楽になったって話をしてくれたんだよね。正直その時まで、幹細胞って言葉は聞いたことあったけど、何となく遠い世界の話だと思ってた。iPS細胞とかノーベル賞とか、そういうニュースで見るやつでしょ、みたいな。でも実際に身近な人が受けてるって聞いて、意外と現実的な選択肢なんだって気づいた。
ヒト幹細胞を使った再生医療って、簡単に言えば体の中にある「元になる細胞」を利用して、傷んだ組織を修復していく方法らしい。従来の治療だと痛み止めとかリハビリが中心だったけど、これは根本的なアプローチが違うんだって。友人の母親の場合、膝の軟骨がすり減ってたのが、治療後に少しずつ動きやすくなっていったそうで。
あ、そういえば最近コンビニで「セルリバイタ」っていう変な名前のドリンク見かけたんだけど、あれ全然関係ないよね…。
で、何がすごいって、自分の体が持ってる力を引き出すっていう発想なんだよ。外から何かを入れて無理やり治すんじゃなくて、体の中にある修復機能をサポートするイメージ。だから拒絶反応とかのリスクも比較的少ないらしい。医療の現場では美容分野でも使われ始めてるし、関節だけじゃなくて心臓や脳神経の領域でも研究が進んでるって聞いた時は、マジかよって思った。
実際に治療を受けるかどうかは別として、選択肢として知っておくだけでも全然違うと思う。友人の母親も最初は半信半疑だったらしいけど、担当医にじっくり説明してもらって納得してから決めたって言ってた。朝起きた時の膝の重さが軽くなったとか、階段の上り下りが前ほど怖くなくなったとか、そういう日常の変化が一番嬉しいみたい。
治療を受けたのは春先だったらしくて、ちょうど桜が咲く頃。病院の窓から見える景色が綺麗だったって、妙なところを覚えてるのが面白かった。人間って案外、治療そのものより周辺の記憶の方が残るのかもね。
再生医療ってまだまだ発展途上だし、全員に効果があるわけじゃないのも事実。でも少なくとも、諦めてた人に新しい道が開けてるのは確かで。私自身もいつか、自分や家族が何か困った時に、こういう選択肢があるって知ってるだけで心強いなって思ってる。
結局、医療って日々進化してるんだよね。数年前まで想像もしなかった方法が、今は普通に受けられるようになってる。
ただ、まあ…完璧な答えなんてないんだけど。
組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆