友人が突然「幹細胞やってきた」って言い出した話

ヒト幹細胞

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「なんか肌がめっちゃ調子いいんだよね」って、久しぶりに会った友人が開口一番そう言ってきた。

見れば確かに、以前より顔色が明るいというか、なんとなくハリがある気がする。聞けば最近ヒト幹細胞の治療を受けたらしい。正直、幹細胞って言葉自体は知っていたけど、なんとなく「すごい医療技術」くらいのふわっとした認識しかなかった私。でも友人の話を聞いているうちに、これって思っていたよりずっと身近なものになってきているんだなと実感した。

ヒト幹細胞を使った再生医療って、簡単に言えば体が本来持っている「修復する力」を引き出す治療法なんだって。年齢を重ねると、どうしても細胞の働きが鈍くなってくる。肌にしても関節にしても、若い頃みたいに回復しなくなるのは誰もが感じることだと思う。幹細胞治療では、その衰えた細胞に働きかけて、もう一度元気を取り戻させるようなイメージ。友人が通っているクリニックでは、培養した幹細胞を点滴で体内に入れるらしい。なんだか未来の医療みたいだけど、実際に受けている人がこうして目の前にいると、もう未来じゃなくて現在なんだよね。

そういえば去年の夏、私は膝を痛めて整形外科に通っていた時期があった。階段の上り下りが辛くて、駅でエスカレーターを探してばかりいた。あの頃、こういう治療法があるって知っていたら、選択肢として考えたかもしれない。

再生医療のクリニックを選ぶときに大事なのは、ちゃんと専門知識を持った医師がいるかどうかだと友人は力説していた。幹細胞治療って新しい分野だから、クリニックによって技術や経験値にかなり差があるらしい。友人が通っているところは、再生医療専門の医師が常駐していて、カウンセリングの段階で体の状態を細かくチェックしてくれたそうだ。「ここなら安心して任せられる」と思えるかどうか。それって治療を受ける上ですごく重要なポイントだと思う。

実際、幹細胞治療を受けてから友人は肌だけじゃなくて疲れにくくなったとも言っていた。朝の目覚めが違うんだって。以前は休日も昼過ぎまで寝ていたのに、最近は自然と早く目が覚めるようになったらしい。体の内側から何かが変わっていく感覚、って表現していたのが印象的だった。

美容目的で受ける人もいれば、関節の痛みや慢性的な疲労感を改善したくて受ける人もいる。アスリートが怪我の回復を早めるために取り入れているケースもあるそうだ。用途が幅広いからこそ、自分に合ったクリニックを見つけることが大切になってくる。

ただ、どんな治療でもそうだけど、万能ではない。友人も「魔法じゃないから、生活習慣とか普段のケアも大事だよ」って言っていた。睡眠不足のまま幹細胞を入れても、やっぱり効果は限定的になるんだろうし。

私自身、まだ実際に受けたわけじゃないから偉そうなことは言えないけど。でも「体が本来持っている力を引き出す」っていう考え方は、なんだかしっくりくる。無理やり何かを足すんじゃなくて、自分の中にあるものを目覚めさせる感じ…だけど。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆