再生医療で歯周病が治せる!?歯の病気を甘く見ていませんか?

ハニプラ実体験

成人の8割が歯周病を抱えていると言われています。

この歯周病が進みすぎると歯茎や歯を支えている骨が破壊され、歯を失ってしまう可能性が大きくなります。

そこで注目されているの幹細胞を使用した再生医療です。

欠損した場所をおなかの脂肪から抽出した幹細胞を移植し破壊された歯茎や骨を再生させるという研究が大阪の大阪大学歯学部で進んでいるそうです。この治療法を開発した教授によると簡単で安全手術を行えるというそうです。

歯の病気は全身に影響する

歯周病は歯垢に入り込んでいる細菌が引き起こす炎症で、歯茎などの歯周組織を溶かしてしまい歯周ポケットを作り出します。

そのため、歯がぐらぐらしたり血が出やすくなったりするそうです。

歯周病は口の中だけではなく、糖尿病や動脈硬化などの全身史観に悪影響を加えると言われており、生活習慣病の一つとして多くの人に知られています。

歯周病の治療法

冒頭でほとんど紹介してしまいましたが、ここでは改めて少し深彫りする感じで紹介していきたいと思います。

まず、歯周病によってひどく口の中が破壊されてしまった患者の腹部の脂肪を採取します。

骨や筋肉などに変化する性質を持っている幹細胞を取り出し培養を行います。

この幹細胞を歯周病によって破壊、欠損が行われた場所に移植をします。

すると、幹細胞は時間をかけじわじわと骨や歯茎の細胞に変化していきます。

なぜ、幹細胞が骨に変化していくのかというと、幹細胞には骨の再生を促すたんぱく質を分泌しており、そのタンパク質が形成を助けるのだそうです。

いつまでたっても健康な歯と歯茎!

腹部の脂肪から採取した幹細胞は培養に約1か月前後かかりますが、それが終われば手術自体は1時間程度で終わります。

入院も必要ありません。

ということは、この手術によっての体の負担は少ないため、高齢者でも受けることができるかもしれません。

しかも、自身の体内の幹細胞から培養を行っているため拒絶反応が極端に少なくなるそうです。

この治療は広まり、高齢者設けるようになれば将来的には「入れ歯」などの補助器具が必要なくなる時代が来るのかもしれませんね!

まとめ

いかがだったでしょうか?

まさか、幹細胞治療などが歯の治療に聞くとは知りませんでした。

歯周病というのは以外にも簡単になってしまうため、日々のケアが大切です。

例えば、フロスを使い歯の間の汚れをしっかりと落としたり、歯だけではなく歯と歯茎の間も磨くなどといった細かな歯磨きが必要になります!

幹細胞治療を受けるというよりも、しっかりとした予防をする方が何とも効果的ですよ!