カテゴリー:権利収入
例えば不動産収入や株でも、「この辺りの土地は将来絶対上がります」とか「この企業は将来絶対成長します」等と言い切ってしまって、実際には上がらなければ詐欺ですし、書籍や音楽の印税収入でも「絶対売れますよ!」と言い切ってしまえば詐欺です。
ただし、これは「絶対」というワードを用いたことによるもので、書面などに残っていなければ詐欺にならないケースもありますし、荒れ果ててどう見ても地価が上がりそうな土地を買ってしまったとしても、急な都市開発などで本当に地価が上がるケースもありますから、詐欺の判断基準は難しいのかもしれません。
そんな中、権利収入ビジネスで特に詐欺商法が多いとされているのはネットワークビジネスです。
だからこそ「そんなおいしい話なんてある分けない」となるわけです。最初からそう感じて寄り付かない方はネットビジネスに関わることも行動に移すこともないので、詐欺にあうことはないのですが、「そんなおいしい話なんてある分けない」と思うからこそ「きっと詐欺だ」というイメージになるんだと思います。
では実際にはどうなのでしょうか?
例えば、汚れたハンカチが手品のように真っ白になったり、不治に近い病が、あるサプリメントを服用することによって完治し、その方を実際にスピーカーとしてお呼びして、さもサプリメントのお陰だったかのように誇張して表現したり。
つまり誇大な表現、場合によっては嘘の表現があったりすることもありますが、これ真間違いなく詐欺でしょう。しかし、証拠が残りにくいために立証するのが難しく、信じてしまったものが悪いと言えばそれまでです。
その他、もっと悪質で決定的に詐欺行為に当たるのは、権利を取得するために数万円振込んだら、勧誘してきた人間と連絡が取れなくなるというケースです。
これは確信犯であることが圧倒的ですが、稀に、契約直後に商材を販売していた会社が倒産してしまったというケースもありますので、その場合は債権者にこそ該当するものの、詐欺として訴えることは出来なくなってしまいます。
誰しもそうですが、楽して稼げたら、大儲け出来たらという妄想はあると思います。そこに旨い話は飛び込んだら飛びつきたくなるのは当然です。
問題はそれを行動に移すか否かを判断する、あなた自身が問題なのかもしれないのです。
例えば、絶対に儲かると言われている情報商材を買いました。しかし現実は全く儲からない。周りにもそんなに儲けてる人はいないが、ごく稀に儲けている人がいた。
これは詐欺かどうかというと詐欺ではありません。
実際にその商材で儲けた方がいたということは、あなたの使用法や対応に問題があったか、もしくはその商材はあなたに向いていなかったという可能性があります。
もっと言うのであれば、某有名予備校が「東京6大学合格者多数」というコピーを元に広告宣伝活動を行っていたとします。その言葉に乗せられたあなたは高額な学費を払ってその予備校に入学します。しかし結果は惨敗。これは詐欺ですか?
その予備校を訴えたとか、そのような話は聞いたことがないですよね。
甘い言葉に乗せられて、必要以上に誇大な妄想を描いてしまったあなた自身にも責任がある。そんなケースも存在するのです。
しかしそうでないものも沢山存在するということです。
頭から決めつけず、真剣に向き合いじっくり話を聞けば、多分容易に判断出来ると思います。
そして権利収入を得るには運も必要です。他のページでも書き続けている様な「先見の明」です。
今から扱おうとしている商材などが将来どのような推移をたどるのかを見極めることが必要だということです。
疑ってみることは大事ですが、突き放さず、じっくり検討して考えてから行動に移す。これに尽きると思います。