ヒト幹細胞培養液は誰から抽出している?

ヒト幹細胞

幹細胞コスメの主流でさる「ヒト幹細胞培養液」。
「ヒト」と書いてあるように人間の細胞から採取した幹細胞を使用しており、細胞の活性化や創傷治癒効果など様々な効果があります。

しかし人間から採取ということに嫌悪感を抱く方もいらっしゃるでしょう。
私も実態を知らなければ勝手なイメージがついてしまい、手が出せないと思います。

では幹細胞はどのような方(ドナー)から採取しているのでしょうか?
誤解や間違ったイメージがつかないように本記事で確認していきましょう。

誰から?

人間はたくさんいるので「ドナー」となる方はごまんといますが、デリケートなコスメとなりますので厳しい基準をクリアした方たちが基本的に選ばれます。

そして主に選ばれるのは20~30代の健康的な女性であり、大きな病気や持病をもっていないなど様々な審査のもと選出されています。
ドナーとしての応募があるのか研究施設が選出しているのか、はたまたその両方かというのはわかっておりませんがいずれにせよいい加減な選び方はしていません。

また採取した細胞は環境などの影響を受けないように適切な状態で保管され、クリーンルームという無菌室で「培養」し「スクリーニングテスト」が何回も行われやっとヒト幹細胞培養液として名乗ることができます。

ですので人間から採取したといっても培養液の状態までいくと、ほとんど元の人の関係性はなくなっていきますので過度な嫌悪感は抱かなくても大丈夫です。
女性から採取しているのも「男性」だと嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない、という懸念を排除するためでもあります。

しかし人それぞれの価値観がありますのでやっぱり無理だったという方は、植物から採取した幹細胞を使用した「植物幹細胞コスメ」の利用をオススメします。

法規制

ドナーの選出がいくら厳しく設定されているといっても、得体のしれない会社だったら原価重視のため不適切な採取をして幹細胞培養液を作っているのではないか?と思われるかもしれません。

私も考えたことなので少なからず感じた方はいらっしゃるでしょう。

ですが安心してください。

法律で「生物由来製品」とは、人その他の生物(植物を除く。)に由来するものを原料又は材料として製造をされる医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

法律で「特定生物由来製品」とは、生物由来製品のうち、販売し、貸与し、又は授与した後において当該生物由来製品による保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するための措置を講ずることが必要なものであつて、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

引用:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、第2条

上記の法律がありますので簡単に採取することはできません。
とくに医薬品関係はかなり厳しく取り締まられていますので悪さをすることは不可能に近いでしょう。

もちろん上記の通りだからといって完璧に安全というわけではありませんが、過度に心配する必要は少ないかと思われます。