肌が覚えてる記憶を呼び起こす話

ヒト幹細胞

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去年の秋口、友人が妙に肌つやがよくて驚いた。

聞けばヒト幹細胞を使った施術を受けたらしい。正直、最初は「また新しい美容ワードか」くらいにしか思ってなかったんだけど、話を聞いてるうちに興味が湧いてきてしまって。再生医療って言葉自体は知ってたけど、それが美容にも使われてるなんて考えたこともなかった。

幹細胞って、要するに「何にでもなれる細胞」らしい。人間の体にもともとあって、傷ついた部分を修復したり、新しい細胞を作ったりする力を持ってる。それを培養して取り出した成分を肌に届けることで、肌そのものが持ってる「自分で元気になろうとする力」にスイッチを入れるんだって。化粧品でなんとかするっていうより、肌が自分で頑張り始める感じ。

ちなみに私、高校生のときにニキビがひどくて皮膚科に通ってたんだけど、そのとき先生に「肌は自分で治る力があるから、それを邪魔しないことが大事」って言われたことがある。当時は意味がよくわからなかったけど、今思えばあれも似たような話だったのかもしれない。

で、ヒト幹細胞の何がすごいかっていうと、効果の出方が一方通行じゃないところ。表面だけじゃなくて、肌の奥のほうから働きかけてくれるから、ハリとか弾力とか、いわゆる「若々しさ」みたいなものが内側から出てくる。友人の場合、施術を受けて2週間くらいしてから、朝起きたときの肌のもっちり感が全然違うって言ってた。夜中に暖房つけて寝ても、以前みたいにカサカサしないらしい。

再生医療って聞くと、なんだか大げさで遠い世界の話みたいに感じるかもしれない。でも実際には、もう美容クリニックで普通に受けられる施術になってきてる。しかも、ヒト由来の成分だから拒絶反応が起きにくいっていうのも安心材料のひとつ。私たちの体が本来持ってる力を、ちょっと後押ししてあげるだけ。

真冬の朝、鏡を見たときに感じるあの「なんか疲れてるな」っていう顔。あれが少しずつ変わっていくのを実感できたら、毎日がちょっと違って見えるんじゃないかって思う。別に劇的に何かが変わるわけじゃないけど、自分の肌が自分で頑張ってる感じ。それってなんか、悪くない。

結局、友人に紹介してもらったクリニックの予約、まだ取ってないんだけどね。

組織名:合同会社ニクール / 役職名:代表社員 / 執筆者名:蘭義隆