
カテゴリー:権利収入
権利収入って何だと思いますか?対極にあるものを考えれば自ずと答えは出ます。
それは「労働収入」です。
例えばサラリーマン、公務員、医者、司業(弁護士、税理士、会計士、司法書士、行政書士、社労士など)、各種自営業など「職業は何ですか?」と問われて、容易に答えられる職種はほぼ「労働収入」を得ていることになり、全体の95%以上がそれに該当するということらしいです。
人間の時間と能力を提供した結果に対する対価ということですね。
一度この機会を作ってしまえば、労働しなくても、遊んでいてもいつの間にか収入がある、いわゆる「不労所得」を得る権利から発生する所得です。
何時間働いたからいくらとか、何日働いたからいくらなど、分かりやすいのもメリットと言えるでしょう。会社勤めの方はそれが「給与明細」となって分かりやすく数字に表されます。
デメリットは、働けなくなったら収入が無くなる、ということでしょう。日常生活を送る中で、常に健康でいられるとは限りませんから、病気をすれば休むでしょうし大病を患えば入院して長期間働けなることも考えられます。たとえ健康を維持していたとしても、不慮の事故に巻き込まれる可能性だってあります。
組織に所属していれば、有給休暇などを旨く利用して難を逃れることも可能ですが、自営業等の場合は、全く収入が無くなってしまいます。
では権利収入のメリットは何でしょうか?最大のメリットは一度権利を作れれば、それによって収入が続くということです。
先ほどは「遊んでいても」という表現で、妄想的なメリットを臭わしてしまいましたが、「働けなくなっても」収入が続くという表現が正しいでしょうし、メリットと言えるでしょう。
ただ権利収入にも勿論デメリットがあります。それは、権利を作り上げるまでに時間、労力、そしてわずかな投資が必要ということでしょう。
単純に不労所得といいますが、実際は権利を得るまで労働する必要がある場合もあります。
例えばネットビジネスならば、リストを集めて、信頼を得て、実際に確実に商材を買ってくれる顧客を作る。そのためにメルマガを書いたりWEBサイトを作ったりブログを運営したりする努力です。
これは労働に等しいですが、労働賃金は誰からも支払われません。誰かが買ってくれて、初めて収集が発生します。
ネットビジネスも、人脈作りや商材のデモンストレーションなど労力を伴いますが、それ自体に対する労働賃金は誰も支払ってくれません。
他に不動産や動産を買って権利収入を得るというケースもありますが、初期投資をする必要があります。その原資はどうしますか?ある程度の蓄えがなければ投資も出来ない訳ですから、結局のところ人はどこかで必ず時間と労力を使っていることになります。
何にもしないで泉から水が湧き出てくることはない、ということですね。