■仮想通貨NEM(ネム/XEM)とは?
コインチェックのハッキング事件や、某芸人が全額投資して破産寸前の目にあったことでも話題になった仮想通貨NEM(ネム/XEM)。
ネムとは一体なんぞや?なぜ多くの人がそんなに期待をしているのか?
それは開発が上手く行けばリップルをも凌ぐ取引の速さを実現できる将来性のある仮想通貨なのです。NEM(ネム)とは、bitcointalkのフォーラムのutopianfutureというハンドルネームのチームによって開発された仮想通貨です。
名前の由来はNew Economy Movement(新しい経済運動)で、新しい経済圏を作ることを目指しています。
■仮想通貨NEM(ネム)の概要
NEM(ネム)は、新しい経済圏を作ることを目的として開発された多機能プラットフォームで、その中で発行された仮想通貨の名前がXEM(ゼム)です。NEMでは、新しい仮想通貨の発行機能、公証機能など、他のプラットフォームでもできる機能も多いものの、取引の承認システムとしてProof of Importance(PoI)という仕組みを採用するなど、独自のものもあります。
■仮想通貨NEM(ネム)のメリット
NEM(ネム)では、コンセンサスアルゴリズム(取引の承認を誰がするかの決め方)としてPoI(Proof of Importance)という独自の仕組みを採用しています。
PoS(Proof of Stake)は保有している通貨の量に比例して取引の承認権を得やすいという仕組みのことを指します。
ビットコインで用いられているPoW(Proof of Work/プルーフオブワーク)の電気代がかかりすぎるという問題点を解決するために考案されました。
ただ、このPoSにはみんなが通貨を溜め込むようになってしまうという問題点がありました。この流動性の低下の問題を解決するために考案されたのがPoIです。メリットとしては、取引の活発さを考慮することで流動性を保てる、ということが言えます。値が高いほど取引の承認権を得やすいという仕組みになっています。
保有している通貨の量だけでなく、取引の活発さも考慮して算出されるようになっているので、流動性の低下の問題をある程度解決することができます。
ここがPoIがPoSより優れいてる点です。
■仮想通貨NEM(ネム)のデメリット
デメリットとしては、通貨の保有量が多い人が依然として有利ということです。
取引の活発さを考慮しているといっても、Importance算出の際にそこまで重要視されていないため、
現状としては単に通貨の保有量が多い人が取引の承認権をほとんど独占してしまっているという点にあります。そのため、流動性低下の問題を完全に解決するにはもう少し別のアイディアが必要といえるでしょう。
■とは言えまだまだ期待の持てるこれからのコイン、NEM(ネム)
2015年3月31日、NEMが公開されてからしばらくは1XEM=約0.01〜0.2円ほどで推移していました。2016年7月にZaif(ザイフ)に上場したことにより多少価格は上がりましたが、それでも1円には届かない程度でした。
大きく価格変動したのは2017年4月から5月にかけてです。
4月にはNEM公式のiOSアプリのサービス開始などがありましたが、他の仮想通貨を見てもこの時期は急速に伸びていることから、仮想通貨全般の急激な成長が大きく影響していると考えられます。2017年8月になると、下がり続けていた価格が再び上がり始めます。
これは、テックビューロが日本初のICOプラットフォームであるCOMSAを発表したことに起因します。
COMSAのホワイトペーパーではNEMの技術を活用していくことが述べられており、期待が高まったのだと考えられます。
その後2017年9月には一度下落しますが、この背景には中国のICO規制などによる仮想通貨全体での下げがありました。
2017年11月にはmijinでのカタパルトのβテストプログラムが開始され、NEMにおけるカタパルト実装への期待が再び高まってきています。
また、11月にオープンした韓国の取引所CoinRoomでも扱われることが決まっており、上場時には高騰が期待されます。
2018年3月現在、またまた急降下していますが、これはコインチェック事件の余波によるもので、仮想通貨の銘柄全体が下落しているから。
ネムだけのせいではありません。
今後、仮想通貨も銘柄ごとに淘汰され、上がる銘柄、下がる銘柄、横ばいの銘柄が別れれ来るはずです。
その中でも現状上場されている銘柄で再浮上するだろうと言われているのが、リップルと、このネムです。
今からでも遅くないので多少は購入しておくことをお勧めします。
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